FXトレーダーなら一度はこの「CFD」というキーワードを耳にした事があるはず。「CFD」は「Contract For Difference」の頭文字で、日本語では「差金決済取引」。ん～何か難しそうに聞こえますが「FX（Foreign Exchange）」や「日経225先物取引」「商品先物取引」も差金決済取引なんです。簡単に説明すると、株式や貴金属、最近ではCO2の排出権取引まで、証拠金を預ければ様々な金融商品が取引できてしまうのが最近の「CFD」です。イギリスでは金融市場の30％が「CFD」で取引されている程、世界的に見るととてもメジャーな商品なのです。
【金融商品のバリエーションが豊富】
株を取引するときは株式口座、日経平均先物は専用口座、原油や金は先物口座等々・・・。と取引したい金融商品があっても専用口座の開設が必要で、その度に非常に面倒な手続きが必要なケースが殆どですが、「CFD」ならあらゆる金融商品を口座一つ開設するだけで取引が可能です。また、これまで聞いたことはあるものの、取引することが難しかった海外株式指数（ダウ先物等）やNYMEXの原油等も取引が可能です。
【レバレッジ取引で資金効率が良い】
「CFD」は差金決済を行う証拠金取引であることは前述した通りですが、その証拠金の額は商品によって異なるものの総取引代金に対して数分の一程度に設定されています。現物株と比べると効率の良さは一目瞭然ですし、信用取引の様に日歩が発生することもありません。また、売りから取引が出来るのも証拠金取引の特徴の一つと言えます。
＜レバレッジの例＞
・個別株 レバレッジ5倍以下
・株価指数 レバレッジ10倍以下
・債券 レバレッジ50倍以下
※金融商品取引業等に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令案にて規制予定の数値
【24時間取引が可能】
株の取引をしようと思っても取引時間は限られていますし、株の取引時間は通常就業時間中なのでデイトレードを少し楽しみたいと言ってもなかなか難しいのが現状です。「CFD」なら夕方からロンドン市場が、22時過ぎにはニューヨーク市場が開き様々な銘柄の金融商品の取引が夜間でも可能です。24時間何らかの商品が取引可能な「CFD」の魅力は日々拡大しています。
